• 軽快なリズムに合わせて歌うグループが人気

    韓国は、日本に最も近い外国であり、飛行機でも1、2時間と気軽に旅行に行くことのできる距離にあります。

    そのため、政治、経済、文化等、あらゆるものの影響を受けやすく、良くも悪くも、お互いに刺激を与えているような存在です。

    歴史上では、領土問題や両国をめぐる痛ましい事件等のせいで、日本とは相いれない部分もまだ残っていますが、両国民の間では親交を深め、お互いの良いところを取り入れようという、有効的な意識の方が高い傾向にあります。

    それを最も顕著に表わしているのが、近年における韓国人歌手やタレントの日本メディアへの露出です。

    その始まりと言えるのが、少し前に日本で一世を風靡した韓流ドラマです。

    平凡な日常生活の中で、新しい刺激を求めていた日本の奥さま方は、突然現れた韓国人のスターに心を惹かれたのです。

    その勢いはすごく、一時は日本のドラマよりも話題性が高く、視聴率も高水準を保つという、驚異的なヒットを飛ばしたのです。

    社会的な現象にまでなった、そのドラマのおかげで、日本人の間では、それに出演していた俳優のことを誰もが知るようになりました。

    それからというもの、次々と放送される韓流ドラマの影響で、随分と韓国の有名人が知られるようになってきたのです。

    そして、それは歌の世界にまで広がっていきます。

    若者の間には、韓国人アーティストに日本とは異なる魅力を感じ、夢中になる人がたくさんいます。

    例えば、巧みなダンスと中性的なルックス、軽快なリズムに合わせて歌う男性グループが、何組も日本で人気が出るようになりました。

    また、女性アーティストに関しても、出す歌出す歌が次々とヒットしていき、有名人と呼べるグループが非常に増えました。

    彼らは、見た目には、日本人とあまり変わらないのですが、韓国というイメージ、日本とは異なる異国の雰囲気を醸し出しているその魅力に、人々は魅了されたのです。

    今では、大抵の日本人が、「韓国の有名人は」と聞かれると、誰かしら1人の名前は挙げることができるはずです。

    日本人の生活に、ここまで浸透するようになった背景には、日本人とのほどよい距離を保つことのできる関係から生まれる親近感にあります。

    確かにアメリカやヨーロッパにも憧れがあり、ファッションや食べ物、ドラマ、歌など、様々な文化を取り入れています。

    しかし、生活の中まで入り込めない理由に、その存在の大きさがあると思われるのです。

    あくまで憧れであって、決して真似はしようとしない、そこに韓国に向けた意識との違いがあるのです。